風花草紙

８／１５土曜日
昨晩は全員が楽しく飲み過ぎてゲストハスへ戻った後は、男性陣はバタングゥ～・・
女性陣は辛うじてお化粧をおとして歯を磨いて「お休みなさい・・」状態でした。
ゲストハウスは小振りなベットがふたつ置いてあるだけの小さな部屋で、トイレとシャワー・洗面は一カ所で共有の為に、朝起きてからのシャワーは順番待ちでした。

朝食前に２頭だての馬車で１時間ほど村を散歩しました。
白い均整のとれたサラブレットは、時々御者の言葉に注意する様に耳を後ろに回しながらギャロップの蹄の音をリズム良く響かせて村の教会やブドウ畑の中を案内してくれました。
その後の朝食の美味しかった事は言うまでもありません・・・
焼きたてのパンとパブリカ・トマト・手作りサラミ・ベリーのジャムにハチミツ・・それと採り立ての卵は殻が固くて・・今まであまりお目にかかったことがないぐらいでした。
ハンガリーの田舎の朝食をお腹いっぱい・・ご馳走様でした。

牧羊犬の真っ黒な犬は、昨日到着した時は決して寄りつかずに威嚇するように吠えていましたが、今朝、私たちが馬車から降りたら、どうも我が家に宿泊したお客様と理解したようで吠えることはしませんでした。
ところが馬車が大好き・・・私たちが馬車から降りたら、ここは自分の定位置とばかりに
飛び乗りました。我が家の犬もすぐに定位置を取り返そうとしますが、どこの犬も同じなんですね。

さて今日は、オーストリー国境近くのサラフォのシカンセン（野外民家園）やヤークの教会そしてハンガリー料理の昼食をとりながらローマ遺跡の残る古都ソンバトヘイへ・・

この観光は、ハンガリーの友人が計画してくれたもので、ガイドブックになかなか載ってないハンガリーの古い歴史の残る村や町が多く、地名を読むのも難しく覚えるのも大変です。ハンガリーを知って欲しいと言うＭｒ.ナジの思いが感じられる旅行です。

しっかり仕事をする牧羊犬で、寝起きも納屋でするそうすです。
私たちが普段接しているペットの犬とはどこか違う風格があるようで・・・

でもシャンプーをしてブラッシングをしてあげたくなるような・・

前が見えますか？

実は今回の少旅行は、１３日にブダペストに到着されたＭ夫妻も参加され総勢７人です。Ｍ夫妻は世界中の古民家や生活の中心である土間・かまどなどをテーマに研究を続けていらっしゃる、なんと８０歳に近い御夫婦・・・・・
その好奇心旺盛で小さな旅行カバン一個で何処にでも行かれる行動力には、びっくりしてしまいました。

Ｍ夫妻の参加もあり各所に点在する野外民家園（シカンセン）を訪れ、レンガ積みの壁や木組みの壁に石灰を塗って、屋根はストローで葺いてある様々なハンガリーの古民家を見学することが出来ました