冬瓜・・・2010/08/17 23:20

読売新聞2面の「四季」に冬瓜の句が・・・。

ひと雨毎に秋の気配がして夏が終わるのに夏野菜の冬瓜は収穫されないで
石と間違えられるように転がっている。
冬瓜の身には秋の雨は冷たいのかな?

冬瓜か石か・・・

「瓜の中でもいちばん愚かなもの」・・・冬瓜はそんなに愚かな喜ばれないうり?
まるごと冷暗所に転がしておけば、冬まで保存できるから冬の瓜の名前がついたとか。それが、「ただごろごろ転がっているだけ・・・」と言われてしまう。

冬瓜のほとんどが水分で、味がない瓜。
96%が水分の為に、「ことさらうまくもなければ、身の足しにもなりそうもない。」と悪口を言われる。

でもそんなかげ口にも負けない!

冬瓜は、大きな塊なのに扱い安い。
包丁で簡単に切ることが出来るし、短時間で煮付けることが出来るので、忙しい時に助かります。
実は冬瓜は日本では平安時代から食べられていて、利尿効果があることが知られていた。利尿薬・消炎剤・緩下剤などの民間薬として利用されていたそうです。
100g中41mgもビタミンCを含んでいて、肌のしみを薄くする効果があると知って、「身の足しにもなりそうもない」なんて冗談でしょ(*`益´*)。。。

そうか、「見た目には役立たないでただ転がっているようだけど、実はこんなに重宝されるている冬瓜のようにありたい・・・・・。」ってことですね。

調理する時は、淡白な味を引き立てる旨味のあるだし汁で煮る事がポイントだそうです。
そうだ、昨年の夏に食べた、冬瓜をくりぬいて中に冬瓜入りのカレースープが入っていたのが美味しかったのを思いだした・・・。
夏の終わりに、冬瓜を煮付けてお肌のしみ対策でもいかがですか。