オテル・デューとマルシェ・オー・ヴァン2012/11/30 23:26

道中記 第7弾。。。

食事とワインを楽しんだ後は、Hotel Dieu (オテル・デュー)を見学。
オテル・デューは、1443年にボーヌの大法官ニコラ・ロラン夫妻によって創設さらた
貧民救済の為の施療院(病院)で、外観は飾り気がないのですが、中庭に入ると彩色瓦による幾何学模様のブルゴーニュ建築の屋根が美しい建物でした。

入館料を払うと創設者ニコラ・ロラン夫人の語り口による音声案内のレコーダーを
渡されました。もちろん日本語の案内が聞けるので、創設当時の経緯や施療院の経営について知る事が出来て、興味深く見て廻る事が出来ました。
建物内部の大病室は、左右の壁に赤いカーテンで仕切られた赤い毛布のベットが並んだ天井の高い空間でした。ここでは、入院患者はベットに寝たままでミサに参列し神の恩恵に与る事が出来、食事も銀の食器で与えられ「神の館」を意味するオテル・デューは、富める者が貧者を救済する中世の医療施設でした。
ここを訪れた人が「中は立派で快適そのもの。ここへ駆け込んだ貧者たちがつい長逗留してしまいそうな気がした。ただでいつまでもこんなところにいたら、勤労意欲がなくなってしまうのではないか。そんな心配をしてしまう。」と書いていた文章を思い出してしまった。。。当時としてはかなり居心地の良い貧者救済施設だったことは確かですね。

お次は、Marche aux Vins(マルシェ・オー・ヴァン)ワイン市場。。。
十種類のブルゴーニュワインを、17世紀のワインセラーで試飲して購入出来るマルシェです。
10ユーロを払うと試飲用の銀の小皿と銘柄リストを渡してくれます。
地下に下りて暗いカーブの中を、所々の樽の上に開けてあるワインを自分で銀の小皿に注いで試飲をして行きます。


小皿に注いだワインは、全部飲んでいたら酔ってしまうし、幾種類ものワインの味が
わからなくなってくるので、吐き出す器も準備されていますが、そこはついつい味わって
飲み込んでしまい・・・、当然気持ちよい酔いが・・・。
試飲するワインをどれも味わって心地よい酔い気分のQさんでした。

ここで、試飲に使った小皿はお土産に持ち帰る事が出来ます。
試飲したワインを買う事が出来るのですが、この日は購入せず。

ぶらぶらとホテルへ戻り、この晩はルームサービスで軽く食事すませました。
天気が下り坂で翌日から雨の予報が出ていました。。。   つづく。。。


コメント

_ BIRDIE mama ― 2012/12/01 12:58

仏蘭西旅行記を楽しくウットリと拝見しています
ボルドーの畑の真ん中のホテルも素敵(ヨーロッパのプチホテルはお湯の出が悪いところが多いですね)
リモージュからボーヌと、旅慣れた方が出来る本当の贅沢な旅
憧れます
古城ホテルに泊まりたいだけでフランスの小さな街を訪れた若い頃を今とても後悔しています(^^:
旅行記の続きをとても楽しみにしています

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