「花燃ゆ」~幕末男子の育て方??2015/01/15 16:33

「大河」のカテゴリーを作っているので久々に一言・・二言・・多言。。。
ここ数年「大河」について何も書いてない・・・。
「八重の桜」、「軍師官兵衛」は一応見ていました。
抜けた回は録画して後で見ようと思っていてても、見なくても何も問題なく最終回まで到達。
どちらの作品も、一部配役とストーリーに物申したい箇所はありましたが、まあ~楽しめました。

今年は吉田松陰の妹「文」を描いた作品???久坂玄端の妻?
大河ご当地「群馬」???
「花燃ゆ」の内容を知った時のファーストインプレッション「これは・・・、見なくていい!」「面白くなさそうね~」でした。

歴女(この言葉古いな~)としては、幕末も大好きですが、、、
「見てみてもいいかな~」と思わせる何かが伝わって来ません。
私の中での好み順位が、土佐>薩摩>長州なのもありますが・・・。
江戸生まれなので長州より武州三多摩の方が好きなんですよね。(笑)

それでもここ数年、何となく第一話は見てみようかな~と思います。
でも、そう思わせる魅力が伝わって来なかったんです。



『「花燃ゆ」が史上最低レベルの大惨事!』の見出し・・・

大河史上最低レベルの視聴率でスタートして第二話でまたまた下落で、予想外の落ち込みに振りにNHKも頭を抱えている。
ネット上でホームドラマ化する大河に「歴史軽視」「少女漫画か」の書き込み、脚本への酷評が殺到。。。

「やっぱりね~」と思いつつ読んでみた。。。
先日の「あさイチ」に早々と、ヒロイン文役の井上真央より先に伊勢谷松陰・高良晋作・東出玄端イケメントリオを登場させた訳に納得です。
大河開始早々にテコ入れでしたか・・・。
イケメン俳優大量投入で「イケメン大河」、若い女性視聴者受けを狙っているのは配役見ればバレバレ。。。
ホームドラマ化する大河の酷評は、「本」に問題ありありですね。


ここ数年原作がない作品が続いていますが・・・。
「篤姫」は、芯の通った女性を描き続けて先日亡くなられた宮尾登美子「天璋院篤姫」が原作でした。
「八重の桜」も「軍師官兵衛」も原作はなく、書き下ろし作品。
そして「花燃ゆ」も原作なしの書き下ろし作品。
作品スタンスに大きな考え違いがある様な気がしてならない。
「会津魂」を貫いた八重の生き方に引き込まれた「八重の桜」。。。
小国領主から的確な判断で強運を切り開いて天下に名を馳せた「軍師官兵衛」。。。
三谷幸喜作の「新選組」も初回を見た時、「なに~これ??」と思わせられたけど、最終的には私的にはり三谷作品として納得させられてしまいました。

今年は一度も見ていないのに酷評するのもなんですが・・・、サブタイトルの「幕末男子の育て方」???これはいただけません。
なんだかこの幕末男子、草食系の匂いがしてきそうです。

あの時代は日本が生まれ代わる為の若い力が渦を巻いていました。
決してホームドラマを否定はしませんが、もっと真剣に命がけでもがいていた彼らを表現した方が共感を得て視聴率もUPするのでは・・・。
「開国」「尊王」「攘夷」の議論、そしてその激動の中で新島八重とは違う杉文の生き方・・・。
「イケメン大河」を視聴する若者が少しでも自分の国の歴史に興味を持って、「日本」について考えてくれる事を願っています。。。