下鴨茶寮・・葵祭御膳・・2010/05/16 14:18

昨日の下鴨茶寮「賞味会」・・・
実は今回の葵祭見学は、下鴨茶寮の催しだったので、言うまでもなくお食事がメイン・・・。だから、行列の路頭の儀だけで、神殿前での社頭の儀は見ずに、お料理のお膳が並ぶお座敷へ・・・。。。

旬の食材で彩られた日本料理の細かい心配りを感じる内容で、美味しく頂戴いたしました。初夏の高級食材である鱧(はも)を使った献立が目立ちました。
鱧は、関東ではあまりお目にかかりませんが、京料理では高級魚なんですよね。この魚、実は1m以上の大型肉食魚(?)だそうです。なんだか繊細な京料理のイメージとはかけ離れている様で・・・。

    葵祭御膳 御献立
一、食前酒
食前酒
一、先附  宮中葵祭御膳 
       黄飯 白胡麻 黒豆  末広筍 黄芋 鯛照焼  薄い豆茶巾
先附
                            
        上には双葉葵が乗せられています・・・
一、向附  旬の御造り色々
一、旬菜  若鮎塩焼 酢取り夏茗荷  山桃 蓼酢添え
向附・旬菜
      
         若鮎は小さいけど頭から戴けて美味しかった・・。
一、煮物椀 初鱧葛叩き 天豆寄せ 的瓜 矢羽根人参 独活 生蓴才
        清汁仕立
一、揚物  賀茂茄子煎り揚げ  太刀魚 紫蘇おろし喰出汁
煮物椀・揚物
    
   煮物椀を開けた時、蓋の内側のテッセンの花の蒔絵が綺麗でした・・。
   私は、鱧より太刀魚の方がいいかな・・・・・。
一、御凌ぎ  鱧素麺  
一、鉢 初夏の京野菜焚き合わせ 万願寺唐辛子 新小芋 薇信田巻き 
     鴨丸取り 茶筅茄子
御凌ぎ・鉢
御凌ぎ(おしのぎ)・・空腹をしのぐ一品、空腹のお腹を少しだけ満たし後に続くお料理を楽しんで頂く心配り・・・でもこの時点ですでにお腹が一杯になって来ました。後に続くお料理を楽しむより、あと何が・・と御献立の紙を眺めつつ・・・。
でも、初夏の京野菜の焚き合わせは、お味が良かった・・。
一、食事 穴子御飯 豌豆 
一、香物 旬の京漬物
一、止椀 合わせ味噌仕立
一、水物 季節の果物 特製デザート
食事・水物

                ご馳走さまでございました。
            ここまで書くのに読めない漢字が多くて・・・・。

        食事の途中に舞妓さんの踊りが披露されました・・・。
舞妓さん



葵祭・・2010/05/15 22:51

京都賀茂社の祭礼である葵祭の行列で平安絵巻(?)を拝見し、その後、下鴨茶寮で葵祭御膳を楽しんで来ました。

総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、腰與1台からなる1kmの行列は、
京都御所を出発して下賀茂神社、上賀茂神社と8kmの行程を練り歩きます。

今回は、下鴨神社の参道糺の森の桟敷でこの行列が過ぎるのを拝見しました。行列は、初めは勅旨代を中心とした男列の本列で、その後に華やかな斎王代列の女列が続きます。
源氏物語の葵の巻きで、光源氏の正妻葵上と六条の御息所の車争いは、この葵祭の行列見物の場で起こったお話・・。平成の男列には雅な光源氏は存在しませんでした。アルバイト(?)の衛士、舎人、隋身、そして行列中の最高位で光源氏が勤めた近衛使代は・・・、初老の方でしたよ。
やっぱり、斎王代列は、衣装の華やかさと、行列に参加しお勤めしている気持ちが少し伝わって来るように思いました。
葵祭
斎王代に選ばれて十二単衣をまとい、大役をこなし腰與(およよ)に乗って行列する名誉と幸せを感じている様に・・。今年の斎王代に勤めている女性は、20歳の医大生で、お母様やおば様も斎王代を勤められたそうです。
騎女(むなのりおんな)の方は、騎乗姿が凛々しく、女童(わらわめ)は、可愛らしく嬉しそうに歩いていたのが微笑ましかったです。
葵祭・・牛車

行列は、神社の神殿で「社頭の義」のと言われる、伝統的な祭儀を行うのですが、私たちは行列が糺の森の奥へ進んだ後は、下鴨茶寮の「賞味会」へ・・・。



本日京都泊まり・・・2010/05/14 21:55

本日は、京都泊まりです。

佐久の仕事で収蔵倉内部の収納部分の打ち合わせです。
長い時間「書」を収蔵する為に、桐材で作った収蔵家具を考えています。
長い歴史を有する京都で江戸時代文政の頃より家具の店を営んでいる
家具のヤマカワさんと、この仕事を作り上げたいと考えています。
4時間近い打ち合わせでしたが、高価な国産桐を利用して予算内に納めるかが最大の課題として残りました。

夜は、三条河原町から高瀬川沿いを歩き、先斗町の石焼きレストランで食事をし、昼間の打ち合わせで疲れた頭をワインで解放したしだいです。

ブログの為に、食事の写真を撮るのやめて・・・。
先斗町「ことし」は、外人観光客の多い店でした。
きっつ、外人用ガイドブックに記載されているのでしょうね。
でも、なかなか気持ち良く食事の出来るお店でしたよ。
隣あったスイスからの観光客の方と、一時スイスの話や、明日の「葵祭り」の話題で盛り上がりました。

そうそう、三条池田屋の前も歩きましたよ!
居酒屋になって話題になっていた・・。
近藤勇が虎徹で切り込んだ・・・。
主人が、そこで飲もうかと言ったのですが、却下しましたが・・・。
本日は、写真も撮っていません・・・・。

明日は、葵祭を見学して下鴨茶寮での賞味会に参加します。