信じたくない出来事2019/03/21 23:01

靖国神社の標本木の桜が5輪以上開花したので「開花宣言🌸」が出ました。
今年は早い開花かと思っていたら昨年より四日遅いそうです。
桜並木の横を走ると、蕾が色付いているからか風景が薄桜色になって
います。

4日のブログを訪問してくださった方々から、「何があったの?」と・・
心配をお掛けしてしまいました。
いったい何が起きてしまったのか?今でも信じたくないし信じられない事が
起きてしまいました。

2月9日~いつも通り軽井沢にスキーに出かけていました。
今年初の温泉で体の疲れをとってホテルに戻って来たら、義妹からの着信
記録が残っていたので電話をしてみると・・・
「お父様(弟)が戻ってこないの・・」と、すぐには理解できず・・・
金曜日から八丈に出掛けた弟が、海に潜って戻って来ない!と。。。
弟は高校生の時からスキューバダイビングを始め、大学時代は久米島で
ダイビングガイドのアルバイトをしたりして、ダイビング経験は40余年と長く、
船舶免許も持っていて海の天気にはとっても慎重で、決して無理をするような性格ではないので、一体何が起きてしまったのか想像する事ができませんでした。
その晩、私たちは急いで荷物をまとめて東京に戻りました。
「一体何が??間違えであってくれたら・・・」と思いながら車を走らせました。
弟がこの週末、八丈へ出掛けていた事は知りませんでした。
木曜日の夜11時頃から30分程仕事の打ち合わせをして、再度週明けの打ち合わせを約束して、金曜日の夕方にも仕事のメールが転送されて来ていました。

2月10日~一睡も出来ず朝一番の飛行機で八丈島へ
弟を兄の様に慕ってくれているS君が空港に迎えに来ていました。
弟は、ダイビングショップのS君のお父さんの時代から、八丈に来た時は
いっもお世話になっていました。
S君の話によると・・・
9日の朝、まずは潜れるかどうか海の様子を見に行って戻って来て、
「ナズマドで潜るよ。お昼にはもどるから。」と支度をして出かけて行ったそうです。
お昼を過ぎても戻って来ないので、S君が心配になってナズマドまで行ってみると、車があるけど海から上がって来た様子がないので、すぐに機材を取りに戻って弟が潜ったと思われる場所へ潜水。。。
弟を発見出来ずに・・・警察に連絡したそうです。
私たちは、前日の夜に東京で捜索願いを出していたので八丈の警察に行ったり、当日の様子を聞いてから弟がダイブしたナズマドへ行ってみました。
この日の海は白い波が岩に荒々しくぶつかり砕けてかなり時化ていました。
それでも、午後から漁船で海上に出て見ましたが何も見つける事が出来ませんでした。船酔いの激しい義妹も真っ青になりながらも必死に名前を呼んでいました。
弟は「フカミヤッコ」と言う魚を撮影する為に潜っていた様です。
その事については後日。。。

2月11日~海も穏やかになり、警察と八丈の水難救助隊メンバーのダイビング事業者、下田の海上保安庁の海上と空からの捜索。。。
皆さんが一生懸命に捜索をしてくれている様子を、ナズマドの駐車場から
固唾を飲んで見守りましたが、手掛かりとなる物は何も見つける事が出来ませんでした。
ひとまずは、警察、海上保安庁、ボランティアによる水難救助隊の捜査は打ち切りとなりました。
義妹は、「見つかる迄、ここに居たい」と言いましたが、これから如何するかを相談する為に一度東京に戻る事にしました。

弟は羽田空港に車を置いてありました。その車の後部座席には着替えたスーツと革靴、ビジネスバックが置かれていました。
バックの中にはいつも使っていた、仕事のスケジュールがぎっしりと書かれた黒皮表紙の手帳。。。

いったい何が起きてしまったのか・・・・・・