成人式と振袖2021/01/14 22:32

成人式???遠の昔の出来事・・・昔の話を持ち出したのではなくて・・・
成人式って1月15日だったのが、1月の第二月曜日に変わって、もうだいぶ経ちますね。
今年は、コロナ禍で自治体のセレモニーが中止だったりオンラインで開催されていました。新成人の方々にとっては、式典の中止よりも仲間との思い出作りが出来なかった事が
とっても残念だったのではないでしょうか。

我家に成人式の女子が一名。。。姪のわかなです。
彼女の卒業した高校では、成人式の当日に同窓会パーティーが開催されていましたが、
今年は中止でした。
彼女は、大学受験前日に父親の海難事故死にあいながらも、無事に希望大学に進学したのに、2年生の授業は自宅でのオンライン授業の毎日・・・
おとなしくて一人でコツコツと物事にあたる彼女は、ますます社会との繋がりが希薄な大学生活を過ごしています。
そんな彼女が、成人式に着る振袖を選ぶにあたり、自分でイメージした着物が欲しいと希望したので、昨年の晩夏頃から、絵柄を起こして自分好みの振袖を作る事になりました。

ソフィの娘ラーちゃんの居る着物の産地と知られる新潟県十日町で、本人の希望の絵柄と色を伝えて図案から起こしてもらいました。
わかなが、現地の問屋の若い後継者の方とラインで交信しながら進めて行きました。
小花ではではなくて大きな花で、宇宙のイメージで・・・等々
図案が出来た事に、東京から車で日帰りで十日町へ出掛けて直接確認して制作を進めました。
そして、11月末には染め上がった反物を仮縫いして帯や小物を合わせてから、本縫い。。
なかなか大胆なデザインで、左身頃と袖は矢羽根柄で、上前には大きな白と紺の椿、花弁のぼかしにもこだわりがあり、裾には銀泊を星の様に散らしてあります。八掛は黄色でそこにも椿と銀泊を散らしてあります。
昨年12月29日ぎりぎりに十日町から東京に振袖が届き、無事に11日の成人式に
自分がデザインした振袖で、氏神様でお祓いを受けて成人を祝う事が出来ました。
本人も満足していた様です。よかった~~ね♡

       姉のさやかも振袖を着て、写真館で記念撮影を行いました。
              仲の良い姉妹~~ 
コロナ禍でホテルでの会食は出来なかったけど、この振袖を作るのに関わってくれた方々に感謝しつつ、わかなの振袖姿を眺めながら前途に幸多かれと願いました。