総司忌・・・2010/06/20 22:53

日曜日の午前中のけやき坂は、車も人通りも少く、静かでした。
けやき坂を登って、旧テレ朝通りへ・・・。
日曜午前のけやき坂風景
沖田総司の墓所のある麻布の専称寺は、旧テレ朝通りに面しています。
総司のお墓参りは、大出俊幸氏のご尽力と沖田家とお寺の御好意で年に一度だけ可能なのです。
「新選組友の会」主催の第36回総司忌が、今日でした。
専称寺
沖田総司の墓参は、昭和40年代に司馬作品「新選組血風録」「燃えよ剣」が放映されたことにより、ここ専称寺さんの総司の小さなお墓をお参りする方々が年々増え続けました。
そのなかには、心無い悪戯をする人もいて、昭和49年(1974)から一般人の墓参が出来なくなりました。
それからは、大出氏を中心に年に一度だけの墓参が可能になったのが、「総司忌」の始まり・・・。今回で36回になるそうです。
総司忌
実は、私は、一般の墓参が出来なくなる以前に、一度だけ総司のお墓をお参りしています。それは、昭和46or47年頃なんだろうと思います。
やはり、新選組作品のテレビ放映を見て、島田順司さん演じる沖田総司に心ひかれ、お墓参りをした思い出があります。
そして、総司忌に参加したのは今回が初めてです・・・。
若い女性の方々が大勢参加されているのは、もちろんですが、かなり年配の男女の方々も参加されておられました。
年に一度のお墓参に参加されたそれぞれが、小さな古い墓石に手をあわせて、総司に語りかけます・・・。

午後からは、渋谷国学院大学院友会館の3階で、沖田家のご挨拶、そして、
作家越水利江子さんの「恋する新選組を書きおえて・・新選組追っかけ泣き笑い作家人生」の講演がありました。

初老のご婦人が、シャンソンの「さくらんぼうの実る頃」の曲で、
・・・逆巻くうねりの中で 変らぬ誠を掲げ
  男たちは 振り向きもせず 大空へ飛んでいった
   ・・・・・さくらんぼうの実る頃は いつもしのんで うたうよ・・・
                              と、独唱されました。
この曲、「紅の豚」のなかでマダム・ジーナが飛行艇乗りの恋人を思って歌っていました・・・・・儚い恋を歌った有名なシャンソンですよね・・・
それを、失礼ながら年を重ねられたご婦人が、新選組の人たちへの思いを詩にして歌たわれのです。
新選組への思いは、年齢は関係ない事を実感。。。。。
その他、沖田の主筋にあたる奥州白河藩主の阿部家の御当主、佐藤彦五郎家の方、勝海舟の三女の子孫の方々が一言、ご挨拶がありました。

最後には、抽選会もあり、クリアファイルを頂きました。

総司忌は、お寺との約束で絶対にお寺に問い合わせの電話をしてはいけないことになっています。もし、問い合わせの電話をしたら、その翌年から墓参は中止になるかもしれません。ところが、今年は、お寺へ電話をされた方が何人か・・・。それも、無礼な電話であったとか・・。
代表責任者の大出氏がお寺側から強く注意されたそうです。
総司忌について知りたい方は、直接「新選組友の会」へ!!
お寺に電話をかけた方が、どうしてそんなことをされたかはわかりませんが、
多くの方々が、一年に一度の墓参で総司と対面したいと思っているのですから、それを裏切る様な事は決してすべきではないと思います。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
はじめてのシュナの名前は?

コメント:

トラックバック