舗装道の勾配・・・2010/09/01 16:47

環状道路を通行中に、赤信号で停車。
ふっと窓の外を眺めたら・・・。
歩道に面して大きなマンションと自動車のシュールームのビルが並んで建っていて、その間に幅2mもない車輌の通行出来ない舗装された小道が通っていた。
自動車の窓から見えるその道を、小柄なおばあさんがこちらへ向かって車椅子を押していた。車椅子には、おじいさんが座っているようで、きっと夫婦だろうなと眺めていた。

見ていると、おばあさんの押す車椅子が、道の片側によって行く。
車椅子に座っているおじいさんも、完全に足が不自由な訳ではないのか、両足で車椅子が、道の片側へよって行くのに抵抗している様子に見えた。
車椅子の車輪は、道の勾配に合わせて道の片側へ・・・。
進行方向へ向かって車椅子の車輪は斜めにショールームの外壁に接してしまい、非力なおばあさんは一生懸命に車椅子を引き、おじいさんは一生懸命に両足で地面を蹴っていた。そしてまた、環状道路の歩道に向かって進みだした。

信号が変わったので、私の見た光景はここまでです・・・。
信号待ちの短時間の光景です。

舗装された道は、必ず排水溝に向かって水勾配があるものです。
これがないと、水たまりが出来てしまいますから。
あの老夫婦は、あの後も歩道の勾配や段差で大変だっただろうな・・・と、
想像してしまいました。

道路には、人に優しい様で優しくない事が沢山あるものです。