草萌え・・2010/03/04 14:03

寒い日暖かい日雨の日を繰り返しているうちに、薔薇の枝に春が芽吹いて来ました。
もう何日も前から窓越しに、新しい柔らかそうな葉が伸び出して、日に日に薔薇の木が冬から目覚めてきたのに気がついていました。
この芽吹きも「草萌え」と言うのかななんて考えたり・・・。
俳句の春の季語「草萌え」や「下萌え」は、なんとなく「春が来たかな~」と雪解けの下の方から覗き出た草の芽を想像して、、薔薇の木の新芽では違うかなと思ったりして・・・。
春は、草木を眺めるのが楽しくなります。色々と話しかけると、それに答えるように蕾をつけ花を咲かせてくれますから。

「風花草紙」を書き始めたから、今までは忙しさに見過ごしていた季節の移ろ事に気を止める様になったような・・・。

毎日、通勤で通る青山墓地の桜木も、堅い鱗片葉に保護された花芽が少し顔を出したのか、枝先がほんのりと色付いた様な気がして、あたりの空気が少し桜色に明るくなって行くようです。
桜は咲く前の心待ちにしている時がいいのかも、ふっと思いました。