佃島・・・2010/03/01 23:34

今日は用事があって、数年ぶりに佃島へ出掛けた。
今は島じゃないけど・・・。
何年も訪れる事がなかった佃が、つい懐かしくて・・・。
佃煮を煮ている醤油のにおいがして、佃のにおいを思い出した。
佃の渡し
佃の渡し場のあった場所
景色が変ってから、もう長い時間が過ぎ去っている・・・。

こんどそのうちに佃島についても書いてみたいですね。
赤い欄干の佃小橋
佃小橋





「武士の家計簿」・・貨幣価値と収入・・2010/03/02 22:42

時代劇を見ていると、江戸時代の貨幣価値はどれ位?いったい武士の家計は?と思うことが多々ありあます。
今回「武士の家計簿」を読んで、「そんな仕組みだったんだ・・・。」と改めて、この時代の家政を知りました。著者磯田道史氏は、大学の授業用テキストにと、この本をまとめられたと書かれていましたので、わりかし簡単に読める新書です。(数字に弱い私でも・・。)

今回は江戸時代の貨幣価値と武士の収入について・・・

江戸時代は、農業生産高に応じた年貢米を賦課する石高制を基礎とする社会で、武士は建前上は米で収入を得ていました。
「100石取り」とは玄米が100石収穫出来る土地を与えられたことを意味するが、実際は、本人が直接そこから年貢を徴収するのではなく、米は藩の米蔵へ一度収められ、年2回に分けて藩から藩士に支給された。
その時の支給高は、「武士の家計簿」によると、知行高の32.1%程度だった様で、加賀藩の御算用者(会計係り)の猪山家は、70石の知行を与えられて、実質収入は22.5石(玄米22石+銀34.3匁)と書かれている。

この時代は、米の収穫量を経済基盤とする体制ながらも、支配階級である武士は非生産階級であるから商品貨幣経済にも依存せざるを得ないので、扶持米を時価売却して貨幣を家計に算入していた。つまり家政の状態は、米で収入を得て支出には貨幣(銭)を必要とするので、米相場に左右された訳である。

通貨は、江戸を中心とする東日本は金本位で金貨を、大坂を中心とする西日本は銀本位で銀貨を、取引の決済手段として使用していた。全国共通で一般的に流通する貨幣は、最小単位の銭○文ということになるので、米や金貨銀貨を銭に兌換する必要が生じる。加賀藩猪山家は銀本位経済圏内にあるが、江戸詰めになると金本位経済圏での活動となるために、そこにまた両替行為が生じるのである。
現代において海外に行く時、両替行為を行うが、何処で幾らの兌換比率で両替するかによって手元金額が違ってくるのは承知している。
この頃は、現地にてクレジットカードを利用して、現地通貨をキャッシングすることが効率が良いとされている。これも、月の何日にキャッシングするかで、借り入れ日数の短縮が可能になったりする。
話しが横道にそれたが、この様な両替行為によっても、武士社会は貨幣経済に大きく依存せざるを得ず、この時代の基盤である武士支配の幕藩体制の解体へと進んで行く結果となった。

さて、現代に換算すると・・・、
1石=150キロなので米価で換算するか、それとも、当時の賃金水準を考慮して江戸時代の貨幣価値をはじくかの問題が生じる。

「武士の家計簿」では、猪山家の総年収は、米換算で51.388石(信之22.5石直之28.888石)約7.7トンとなるので、現在米価で計算すると200万~250万円程度とあまりにも低くなってしまうとある。(1石=150Kg 現在60Kg=16,000円程度)
そこで、著者は、江戸後期水野忠邦の天保の改革後、天保14年(1843)頃の金銭価値を、当時の賃金価値から算出して、金1両=銀75匁=30万円・銀1匁=4000円として、猪山家の年収を1230万円(信之530万円直之700万円)と推測している。
要職にあると「拝領金(ボーナス)」が盆と暮に定期支給されるそうだが、それも含めた算出と記載されている。

そして支出は、武士の体面維持の為に行わなくてはならない年中行事と儀礼に始まり、江戸詰めとなると、国許と江戸の二重生活となり嵩むことになる。
著者が入手した古文書によって、猪山家は、天保13年には収入の2倍の借金があったことがわかった。それをどの様に返済し、幕末維新の時代をどの様に乗り越えたかを詳細に記載してあったことが、「武士の家計簿」を生みだし、その家族の物語が映画化される事となったのである。

原宿ロールとあんぱん・・2010/03/03 21:35

寒暖交互の日、今日は暖かくコートを脱いで歩ける日中でした。
表参道の原宿駅前歩道橋袂のこぶしの白い花が咲いていたのに、
今日気がつきました。よく見ると、すでに開ききった花もあるので、
数日前から開いていたようです。忙しく歩いていて、上の方を見るのを
忘れて居たようです。
お雛様
3月3日はひな祭り・・。母の誕生日・・。
そこで、母の大好物なあんぱんと原宿ロールを買ってきました。
母はご飯党ですが、あんぱんは大好きなので、いつもパンを買うときは
あんぱんも買って来ることにしているのです。
あそこのあんぱんは、餡が少ないとか、皮が硬いとか・・、色々と注文を
つけますが、今日のあんぱんは、麻布十番のパン屋さんで一個120円
で、皮が薄くて餡が沢山ははいっている気に入っているあんぱんなのでOKです。持ち帰るまでに形が崩れてしまいまた・・。
あんぱん
前々から洋菓子店のコロンバンの前を通ると原宿ロールの文字が気になっていたので、今日はそれも買ってみました。
ロールケーキの上にかけられた紙には、原宿開店40年以上の感謝と敬意を込めて・・・と、そして原宿村の歴史が書かれています。
原宿ロール
軽いなめらかな生クリームは、少しもの足りなく感じられる程にとっても上品で、
カステラもふわふわ、下についたザラメの食感が好きです。
ロールケーキブームに乗ったご当地ロールの一品・・・。
一度は食べてみてもいいかもしれませんね。
原宿ロール



草萌え・・2010/03/04 14:03

寒い日暖かい日雨の日を繰り返しているうちに、薔薇の枝に春が芽吹いて来ました。
もう何日も前から窓越しに、新しい柔らかそうな葉が伸び出して、日に日に薔薇の木が冬から目覚めてきたのに気がついていました。
この芽吹きも「草萌え」と言うのかななんて考えたり・・・。
俳句の春の季語「草萌え」や「下萌え」は、なんとなく「春が来たかな~」と雪解けの下の方から覗き出た草の芽を想像して、、薔薇の木の新芽では違うかなと思ったりして・・・。
春は、草木を眺めるのが楽しくなります。色々と話しかけると、それに答えるように蕾をつけ花を咲かせてくれますから。

「風花草紙」を書き始めたから、今までは忙しさに見過ごしていた季節の移ろ事に気を止める様になったような・・・。

毎日、通勤で通る青山墓地の桜木も、堅い鱗片葉に保護された花芽が少し顔を出したのか、枝先がほんのりと色付いた様な気がして、あたりの空気が少し桜色に明るくなって行くようです。
桜は咲く前の心待ちにしている時がいいのかも、ふっと思いました。


アリスは航空母艦・・2010/03/05 21:50

東京ドームコンサートが終わって、アリスは再び母艦から飛び立っていった・・。

そうだった、29年前にアリスが活動休止と言った時、谷村は、「アリスは航空母艦で、それぞれがそこから飛び立ち、またそこに戻ってくることが出来る母艦である。」と言っていた。
29年前、私が行ったのは後楽園球場のファイナルではなく横浜スタジアムのコンサートで、その言葉を聞いた。
ALICE 1981年
谷村新司は、この29年間、素晴らしい曲を歌い続け、休息をとり、上海の音楽大学で教壇に立ち、そして帰艦した。

堀内孝雄もまた、精力的な音楽活動を続けてアリスに帰艦した。

2007年の谷村の「音帰し」コンサートで矢沢透が、ステージに登場した時、
再び三人が揃ったらどんなに嬉しいだろうと思った。

昨年3人が還暦を迎えて航空母艦に帰艦した。そして今年、東京ドームで再び
燃焼して「GOING HOME」の歌声とともに飛び立っていった。
再び何時の日か、3人がALICEというこの母艦に戻ってくるのか・・、それはわからない。
多くの人たちが、あの歌声に慰め励まされて頑張っている限り、ALICEは決して沈むことのない空母だと思う。

今朝「この人にトキメキっ!」に出演していた谷村新司が、
「山川異域 風月同天」と書いて、
(山や川には国境があるけど、風や月には隔てがなく同じ一つの天にある。)
「離れていても、一人ではなく、同じ風を感じ月を眺めている」という思いを込めた好きな言葉だといっていた。

次回は3人が70歳になった時に、再会を楽しみにしています。
「おかえり!」「ただいま!」と・・・・・。



書道展・・とめはねっ!2010/03/08 13:42

気温が低い日が続いて、こんな日が続くと、この後に桜の花と一緒にくる暖かい日射しのありがたみが益しますね。

昨日は、上野の東京都美術館で開催されている書道展へ出掛けて来ました。
創玄書道会主催の「創玄展」へ・・・。全国学生書道展も併せて開催されています。
2010年創玄展
最近は、書の世界もすこし変化があるようですね。
漫画やドラマ・映画で書道が取り上げられて、高校の部活で書道パフォーマンスなるものが流行していて、賛否両論あるようですが・・・。
高校生作品
型にはまった作品より、自由に表現された個性的な作品の方が、鑑賞するのも楽しいものです。上記は高校生の受賞作品です。自分の好きな言葉や歌詞を、力強く書きあげているのには感心しました。
毎日新聞社賞
でも、一番驚いた作品は、4歳のあゆみちゃんのこの作品です。
白い紙にバランスよく、文字が書かれていて・・・、弟か妹が生まれて、その小さな赤ちゃんが可愛いという思いが、伝わって来るようです。
毎日新聞社賞を受賞していました。どんな女の子なんでしょうね。






第15回 陶画舎展・・2010/03/10 17:45

第15回 陶画舎展 
3/10~13 まで青山ダイヤモンドホールで始まりました。

結局 小皿は10枚制作して、セレクトして5枚を出展するつもりでしたが、完成したは5枚でした。後の5枚は途中で挫折・・・。秋までには完成させたいと思っていますが・・。

毎年思うこと・・・、つくづく十人十色だな~、こういう絵柄でこんな構図が、こんな色使いが・・、考えつかなかった・・。でも、やっぱり絵が上手じゃなくてはダメかな~。まーあ、いいか!我が道を行く!

     こんな可愛い愛犬も・・・きっと悪戯好きの家族の一員なんでしょうね。

   今年の作品 昨年秋に訪れた京都の紅葉をアレンジして見ました。
   紅葉の美しいグラデーションを表現したかったのですが・・・。



一進一退です・・・2010/03/11 15:34

こんにちは。
ご心配をお掛けしています。
その後、体調は一進一退の日々を過ごしております。
呆然と外を眺めるエーデル
肝生検査の結果は、さらさらの胆汁が粘性の高い泥状になって固まって、慢性的に肝障害を起こし、肝細胞が死滅・減少して肝機能が低下した状態になって肝硬変だそうです。(酒飲みとうさんの病名だと思っていたのに・・・)
それで、先週は体調も良くて散歩にも行きたい気分になっていたんだけど・・・、
ここ数日、貧血がひどくて、また点滴のために病院通いしてます。
食事は、肝臓病食の缶詰なんだけど、これが美味しくないの!
ちょっと匂いが、好きじゃない!だから、食欲が×で、
それでね、これ以上貧血がひどくなると、輸血なんだって。(犬も献血しているのかな?)だから、食べたいものを食べて栄養をとりなさいだって。
昨日から、手作りの食事になったんだ!
昨夜なんか、ブロッコリーと鳥のささみ肉(比内鳥だって!)の和えたものと、野菜スープのご馳走だったよ。これは美味しくて全部食べちゃった。今朝は、ほうれん草と、寒天で固めたヨーグルトだったの・・。ヨーグルトが少し酸っぱかったから、豆乳の蜂蜜入りがいいな。(本当に贅沢を言って!!)
今晩は、何かな・・。美味しいもの沢山食べて、栄養をつけて早く元気になりたいな。だって、毎日、注射は痛いよ~。今晩は、馬肉らしい・・。
食事が進むと元気が出てくるから、美味しい食事を宜しくお願いします。

と言うことで、昨晩より大まかなカロリーを考えつつ、手作りの食事を開始しました。一日約410Kcal程度。一様近況のご報告まで・・。

今日 腹が立ったこと・・2010/03/13 21:48

今朝、母を麹町まで送った帰途の出来事・・・

新宿通りを半蔵門交差点で内堀通りへ右折しました。
左手に桜田濠、右手に国立劇場の内堀通りは三宅坂交差点に向っては
5車線もある広い道路です。お堀側2車線は日比谷方面、右側2車線は右折して赤坂方面、真中車線が国会議事堂方面へ直進となっています。

交差点を右折すると、道路上部に大きく5車線が表示されています。
さて、何処を通って家路へと考えながら、短時間で戻れる首都高を選択したので、直進することにしました。
前方で、直進車線から右折車線へ変更しようとしている車両が進行を妨げていたので、「しかたがないな・・」と思いつつ、少しハンドルを左に切ってその車を避けて(この時左は黄色のラインであることは認識していました。)、信号が左折と直進の青の矢印を確認して、三宅坂交差点を直進しました。

交差点の向こう側にパトカーが停車しているのも確認していました・・・
走りながらバックミラーを見ると、そのパトカーがUターンして来るのが見えましたが、まさか自分が違反しているなどとは夢にも思っていなかったから・・・。
でも何か聞こえたみたいだったので、路肩に停車すると、パトカーからオマワリさんが二人・・・・・。
「運転手さん! 進路変更禁止ですよ・・。」と・・・
私は、てっきり、「しかたがないな・・」と思いつつ、少しハンドルを左に切って前を塞いでいた車を避ける時に黄色のラインを跨いだ事を言われたのかと思い、
「それは違うだ~ろ・・」、ちゃんと自分の行きたい車線を確認して走行していたが、進路を塞いでいた車両を避けただけだと巻くしたてました。
無性に腹が立ちました!

でも、オマワリさん曰く・・・、
新宿通りから右折して標識を確認して、進路を定めたつもりが、その時点ですでに車は左側の進路変更禁止違反の通行帯である日比谷方面への車線へ進入していて、そして、進路変更禁止の車線から、真中の通行帯へ進路を変更したことが違反だったと・・。

気がつかないうちに・・・、私は、指定通行帯進路変更禁止違反をしていた。
左側の進路変更禁止通行帯は50m(?)、右側の進路変更禁止通行帯は30m(?)で設定されていた。だから、私は右折した時に右よりの車線を選択してから進路を変更すれば、引っ掛からなかったかも・・。悔しい!!
でも、絶対あそこは、車線を選択判断する時間的距離が無さスギ!!
それならば、半蔵門交差点を右折してくる前から注意を促すベキ!と文句を言っても、無性に腹が立った!

1点減点で6000円の罰金だって。
どうせ、違反しやすい場所だから、交差点で待ち伏せしていたんでしょ!と捨て台詞! ア~ァ~~ 悔しい!!


久し振り・・花達の登場です2010/03/14 21:11

エーデルの体調がよろしくないので、おばあ~ちゃまに預けてスキーに出かける訳に行かず・・・。スキーは、今年はオワリの様です・・・・・残念ながら。
そこで、ガーデンの様子も気になっていたので、湯河原へ・・・。
今週は行楽日和なので、土曜日の東名は渋滞!
結局、日曜日の昼近くに、ちょっとだけ湯河原のガーデンを覗きに来ました。
先週の雪で、出かけた芽が少し痛められた様ですが、雑草(名のない草はないけど・・)が元気よく伸びて・・・。
庭の夏みかんの木のみかんが、全部といって良いほど落下してしまい、雪と風の為だそうです。今年は、ママレードは無しですね。
春の花たち
白いクロッカスの花が、今年もまた咲いていました。
菜の花が今年も・・・。
色々な色のマーガレットが元気に咲いていましたが、いつも今頃沢山咲いているユリオプスデージーが雪にやられた様で花が咲いていませんでした。
チューリップも伸び始めています。
昨年植えた雪柳も花を咲かせています。
雪柳
クリスマスローズも毎年花を咲かせてくれます。
クリスマスローズ
去年10月の終わりに植えたハナニラ(イフェイオン)も藤色の花を開いていました。飢えっ放しでよいという球根植物で、とっつも丈夫で毎年繁殖してグランドカバーに適しているとの事で植えて見ました。
ハナニラ
さて、さて、いよいよ庭の手入れを始めないと・・・・・。
今年は、どんな花を楽しめるのかな~~。