「大河 天地人」・・2009/11/25 23:56

何時以来かわからないくらい、久振りに「大河 天地人」を初回から最終回まで見ました。
去年の「篤姫」は時々見ていましたが、今回は、途中見られない時は録画予約してまで見てしまいました。
「大河」を一年間通して視聴すると52回だったのに、今年は47回で最終回、そして最終回は時間延長の75分でした。
来週は以前から大層時間を掛けて制作中の「坂の上の雲」を放送するからでしょう。
「坂の上の雲」の制作費と「天地人」の制作費、雲泥の差・・・。
そう思うのは私だけでしょうかね。

それはさて置き、何故今回は全編を視聴したのと言うと、上杉景勝と直江兼続の生まれた上田の庄が、旦那の生まれた地と山隔てた隣同士で、「いつも通っているあそこここが・・、そうなんだ。」となんとなく毎回見てしまったのです。
謙信の後、上杉家が米沢で存続したのは承知していましたが、直江兼続と言う人物については良くは知りませんでした。
もう、何年も前に米沢の上杉神社に行った事はありますが、印象に残っていませんでした。
今考えるとその時、越後湯沢から奥只見・会津若松・喜多方・米沢への道を車で走りましたが、偶然にもこれは、景勝や兼続が国替えでたどった道だった・・。

今回全編を見て・・、配役云々はやめておきましょう。大年増の繰言ですから。
でも、脚本はなんとかなりませんか。
「愛と義」の物語が最後は、こじ付けで終わった様で・・・。

家康をあそこまで敵役にして、兼続が淀君に「豊臣の義を天下にお示し下さい!」と、
豊臣に特に淀君に「義」がある??
家康が最後に兼続に、「秀忠に父の愛を・・、云々。」 ありえない!
昨今、「歴女」なる女子は戦国武将がお好きだとか・・。
それならだ、石田三成・真田幸村や伊達政宗をもう少し丁寧に表現して欲しいですね。
演じる若い役者に左右されることなく。
時代考証を無視した演出は考えものだと思いますが。
それと、かりにも「大河」たるもの、大坂城落城で千姫を幸村と兼続の連携プレーで井戸の中から救出し、その千姫が「おじじ様なんか嫌い!」はないでしょう。
これこそ無理やり「愛と義」のこじ付けに見えてしまったのは、私だけですか。
救いは景勝の思い、上杉家存続ひいては家臣への寡黙な静かな「愛」の表現だった様に思っています。

それと最後に、あの時代に新幹線でもあるかの様に兼続の空間移動・・・。
直江兼続について興味を持てたことは事実なので、今後機会があったらさらにこの人物についてもう少し深く知りたいとは思っています。

まあ来年の「龍馬伝」は見ないかな・・。
またまた土佐や長州薩摩大好き・・が増える・・・。